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知っておきたい世界各国の産業用ヘンプ~クロアチア編

農業経営者』2022年6月号の連載、 「知っておきたい世界各国の産業用ヘンプ」第55回はクロアチアです。

ヘンプのことは「Konoplja」(コノプリア)」と呼ぶクロアチア。古くから栽培がおこなわれていた同国では、輸入品や化学繊維が普及し減産、さらにソ連を中心とした社会主義経済の低迷により1995年に栽培が途絶えてしまったそうです。

復活したのが2012年の農業省による法改正によってです。法改正が大きな役割を果たすんですね。

その後、13年にEU加盟国となった同国は、ヘンプが薬物乱用防止法の規制対象外になり、栽培農家の手続きが「農業省による許可制」から「産業用ヘンプ生産者登録簿に登録する届出制」になりました。欧州農業用品種リストに載っている品種であれば、簡単な申請書を提出するだけで栽培できるようになったのです。

また、それまで種子のみに限定されていたのが、茎・花・葉・根の全草利用ができるようになりました。

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