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2002年頃、知人の紹介で十種神宝御法という修行を知りました。 その数年前に出会って交流を続けていた知人がその修行をしている神社の神職になっていたのです。2005年にはじめて私はその神社で、修行座という日本の精神文化の源流である古神道の奥義を広く一般に相伝するための講座を受け、こちらにある経緯で今に至っています。古神道の「古」とは、本当の、本来の、本物の、という意味を持つようです。 1.伯家神道について 伯家神道(またの名を白川神道)とは、神祇官(じんぎかん。諸官の最上位に位置し、行政を司る太政官よりも上位におかれていました)白川神祇伯王家によって取り仕切られてきた宮中祭祀、皇室神道のことです。 白川家が代々世襲しました。 宮中祭祀を司っていた伯家神道が明治時代に国家神道に取って代わり、また血筋も絶えたため断絶しますが、そこで免許皆伝を受けた井上正鐵らにより世に残ることになりました。 2.十種神宝御法について 宮中祭祀を司ってきた神祇伯に連綿と受け継がれ、今に継承された「みそぎ行法」のことです。また、その神社に伝わる十種神宝御法とは、天皇が天照大神と御同体になられる行、命の再生の御法として伝わっております。(※水をかぶったり浴びたりするものではありません)
例えば沖都鏡(おきつかがみ)、辺都鏡(へつかがみ)というのは、よく言われる「鏡の教え」、「鏡の法則」のことです。沖都鏡は世の中、自分の周囲のすべての人の心を鏡として、自分の心の姿の良し悪しが、みなうつっているのだというたとえで、自分の心が悪ければ、自分に向かう人の心も悪く、自分の心がよければ自分に向かう人の心もよく、自分の心と向かう人の心と少しも違うことのないのだということです。 またその心が先から先へ移って行くものだという教えのいわれが辺都鏡です。 これからの時代は1人1人が天岩戸開きをして本当の自分(天照大神)を生きる時代ではないでしょうか。 さぬきいんべでは、十種神宝御法の中で伝えられている一部の作法・拍手を使っています。