手織りの優しさと風合い。
シルク100%手織りマフラー。緯糸に手紡ぎ糸。
高知県在住の染織作家・宮崎朝子氏による手作業の作品。
手織りをはじめて約30年という宮崎さんは、草木染め、手織りによる布づくりから縫製まで一貫した手作業で行っています。
手作業ゆえに、同じデザイン、染料で作ったものでも、どこか違う、すべて一点もの。
そんな手作りによる「ものづくり」を布を通して感じていただければ幸いです。
※草木染めを身につけると心が落ち着くのは、植物の微量成分が人間の本来持つ力を高めるからだといわれています。
細部まで、こだわりの詰まったマフラーです。
宮崎さんご自身、巻きものが大好きで、夏は日よけや冷房対策に、秋以降は首に何か巻いて過ごしているそう。
そんな中から生まれた細部までこだわりの詰まったマフラーです。
緯糸は宮崎さん自ら作った手紡ぎ糸で独特の風合いとやわらかさがあり、淡いピンク色ベースにオレンジ系&黄色のグラデーション糸が入っています。
絹100%、手織りならではの素材感。巻くだけでひと味違うコーディネートになります。
![]() 福岡県生まれ。 1986年、東京にて馬場きみ先生に師事し、手織りを習い始める。 その後、愛媛県で数年を経て、2001年に高知県へ移住。 過去、サンフランシスコ、東京、大阪、岡山、四国各地で個展を開催。 全国にファンやリピーターを多く持つ染織作家として活躍中である。 |
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ピンクでかわいい、しっかりした生地で暖かいです。 |
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わかる人にはわかる手織りならではの質感。 |
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丹念に手織りしています。緯糸はお手製の手紡ぎ糸。 |
蚕について、ふしぎな哀しい話がある。『遠野物語』の中の、白い馬と娘が愛し合い、昇天していった話である。 幼いときから少女は白い美しい馬とともに暮し、野山をかけめぐり、唯一の友としていた。白い馬も少女を慕い、片ときも離れることがなかった。成長した娘はいつの間にか白い馬を本当に愛してしまった。もの言わぬ相手だからいっそういとおしく、その気持ちはまじりけがなかった。 夜も昼も少女が馬屋で暮すようになったのを、少女の父はあやしみ、馬を憎み、とうとう馬を樹につるして殺してしまった。少女は冷たくなった馬を抱いてはなさなかった。二つの体ははなれることなく天に昇っていった。 父は天へ昇ってゆく娘にむかって叫んだ。「わしがわるかった、許してくれ!」と。娘は「いいえ、お父さん、私たちはうらんでおりません。明日の朝、庭の臼(うす)のなかをみて下さい。それが私たちの贈りものです。お父さんへの私たちの心です」といった。 翌朝、臼の中をみると白い虫が数匹うごいていた。顔は馬の頭であった。その虫を大事に育てているうちに繭(まゆ)をつくった。その繭から絹糸をとって、その村は潤っていった-という話である。 蚕は天の虫と書く。そしてなぜか一頭、二頭を呼ぶ。 |
シルク手織りマフラー【淡いピンク色ベースにオレンジ系&黄色のグラデーション糸】は、緯糸に手紡ぎ糸、手織りならではの素材感、細部までこだわりの詰まった作品です。 ・当店では、マフラーとストールの違いを「マフラー=襟巻き」、「ストール=肩掛け」の意味で表記しています。 ・サイズは、約140×32cm。男女兼用。 ・生地は、シルク100%手織り。緯糸に宮崎さんが真綿から作った手紡ぎ糸を採用しております。しっかりした生地です。 ・草木染めは、コチニール、ビワ、 マリーゴールドその他の染料により淡いピンク色ベースにオレンジ系&黄色のグラデーション糸をアクセントに入れています。また、糸の状態で染める“先染め”のため、色落ちしにくい布に仕上がっています。 ・本商品は1点もの。受注のタイミングによっては、品切れの場合がございます。(在庫がない場合はご連絡させていただきます) |
※商品の体感・効果には個人差があります。
サイズ | 約140×32cm(手作りのため多少サイズが変わります) |
組 成 | 絹100% |
色 | ピンク、オレンジ、黄色(染料:コチニール、ビワ、マリーゴールドその他) |
備 考 | ・洗濯は単品でネットに入れて弱水流で洗うか、なるべく手洗いをおすすめします。 ・浸け置き洗いや洗剤により色落ちする事があります。 ・色の異なるもの(特に白色)と一緒に洗ったり脱水後の重ね置きはさけてください。 ・塩素系漂白剤は絶対に使用しないで下さい。 ・陰干しをおすすめします。 |
区 分 | 日本製 |
製造者 | 宮崎朝子氏(天の川工房) |