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大麻(精麻)の注連縄をさがして

大麻(精麻)の注連縄をさがして【File006】〜愛媛・西條神社編〜

江戸期創祀、伊曽乃神社お旅所の一角に鎮座する西條神社

愛媛・西條神社

愛媛県西条市の秋祭り、西条まつり。

毎年10月16日の未明には伊曽乃神社祭礼に奉納される100個を越える提灯にろうそくを灯した約80台のだんじり、みこしが伊曽乃神社のお旅所に集まります。

西條神社は、そのお旅所の一角、西条市大町常心(じょうしん)に鎮座しています。(常心は、元は「常真」と書き、常真とは同町・光明寺の開基で、同市を流れる加茂川の川筋を付け替えたこの法師の塚があることからこの辺の地名を常真と呼んだそう)

この神社は西条藩主・松平頼純が1670(寛文10)年に前神寺に創建した東照宮が起源。明治時代の廃藩の際、西条藩の最後の藩主10代・松平頼英のご発意により、1872(明治5)年に現在地に遷座され、のちに西條神社と改称されました。

現在の塩出崇宮司は4代目で、宮司と知り合ったのは、2011(平成23)年の秋、同神社の境内にある参集殿で開催された歴史文化の講座に参加したのがきっかけ。(西條神社では歴史文化活動として、講演会や講座などをしています)以来、いろいろお世話になっています。


愛媛・西條神社(国産精麻のしめ縄)
国産精麻でできたしめ縄(太さ8分×長さ2尺)を取り付け。


神社仏閣用の麻製品を納品していきたい旨を塩出宮司に相談したところ、国産精麻のしめ縄のご注文をいただき境内の小さなお社に取り付けもさせていただくことになりました。

西條神社は戦後、経済的に立ち行かなくなって一時、伊曽乃神社の摂社になっていましたが1982(昭和57)年、元のように独立。このお社は独立した時の摂社だそうです。


愛媛・西條神社(小林一茶句碑)
境内にある俳人・小林一茶の句碑。1795(寛政7)年春、一茶はこの大町の地で句を作った。


しめ縄を納品させていただいた翌月、4月6日に神社の例大祭があると塩出宮司からご案内があり、参列させていただくことに。

この春のお祭りで特徴的なのは、短歌の奉納、詩吟の奉納、それから西条藩ゆかりの田宮流居合術(西条市無形文化財)の奉納があること。(宮司いわく、「文」と「武」を拝殿で奉納するとのことです)

個人的には巫女が豊栄の舞を奉納した際、精麻が付いた榊(さかき)を右手に持って舞っていたのが目を引きました。

この日集まっていたのは氏子はじめ、西條神社奉賛会、西條報恩会など崇敬者の方々を含めて約40名あまり。

式典後には直会があり、その後退席させていただきましたが、午後からは少年剣道大会、奉納カラオケ大会もあったようです。


愛媛・西條神社(勝海舟書「東照宮」)
拝殿にある額は、江戸時代の幕臣、勝海舟の書「東照宮」。山岡鉄舟書の掲額もある。


神社は古来、地域社会の中心だと思いますが、これまで精麻のしめ縄がある神社(仏閣)を巡ってきて、それぞれの場所には、1.心ある人がいる、2.(それをするための)お金がある、3.(人を集める)場の力がある。この3つがあるように感じています。

最初は京都からはじまったこのシリーズ。展開はまったく考えていませんで、ご縁と流れでここまで来ましたが、だんだん“身近”になってきたのは必然でしょうか?


(文責・加藤義行)



参考文献:
西條誌」矢野益治著(新居浜郷土史談会)
「月刊インタビュー2008年9月号」(広告会社ナレーション)
「愛媛県の歴史散歩」愛媛県高等学校教育研究会地理歴史・公民部会編(山川出版社)
「西條史談第99号」(西條史談会)

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